県民の森にはきのこが沢山でます。そこできのこについて
(山と渓谷社 きのこるより)
毒きのこをどうやって見分ければいいか、ということは、きのこを採集をすす上で非常に重要なことです。しかし意外なほど、その真実は知られていないようで、毎年中毒が絶えません。ここでは毒きのこの見分け方の、主な言い伝えについて検証してみます。
×色が地味なきのこは毒ではない
そうと限ったものではありません。たしかにベニテングダケはイメージどおり派手なきのこですが、
地味な毒きのこもたくさんあります。なかでもコレラタケは死ぬ猛毒を持ったきのこです。また、地
味なクサウラベニタケやツキヨタケの中毒も多いです。逆に「色鮮やかなものは死ぬほどではな
い」というのは真っ赤なカエンタケの中毒死でくつがえされました。
×おいしいきのこ、いい香りのきのこは毒ではない
真っ赤なうそです。それで判別できれば苦労はないです。
×縦に裂けるきのこは毒ではない
致命的な猛毒のドクツルタケなど、縦に裂ける毒きのこはたくさんあります。
×ナスと一緒に料理すると毒が消える
意外と信じている人が多い迷信です。ナスに毒消しの効果はありません。
×虫が食べているきのこは大丈夫
人と虫とは体がちがいますゆえ・・・・・猫や犬に食べさせるのも虐待なのでやめましょう
×塩漬けにすれば毒は消える
ベニテングダケ、オオワライタケなど、毒の比較的弱いものを塩漬けにして食べる地方も一部に
ありますが、猛毒のきのこに関してはまったくあてはまりません。
×ひだの部分が管孔になっているイグチ科のきのこに毒はない
ポルチーニによく似たドクヤマドリで事故が起こってくつがえされました。また、他にも有毒のイグ
チ科のきのこが見つかっています。思い込みで食べることはやめるべきです。
×紫色のきのこは大丈夫
最近、オオウスムラサキフウセンタケなどが有毒だとわかりました。
毒きのこの見分け方に決まった法則はありません。ひとつひとつ、図鑑を見たり、人に聞いたりしながら、地道に覚えるしかありません。毒きのこは本当に怖いですから・・・・・・・・・・・・・・。
残念ながら県民の森では同定できません。わからないきのこは食べないようお願いします。
2014年9月21日日曜日
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